« さらに「転用戻し」ならぬ現象 | トップページ | 「中学受験への道」から12年 »

2017年2月 6日 (月)

バリウムじゃ分からない食道がんになった

 高1以来、37年ぶりの入院は、手術後3日目になってようやく体調が落ち着いてきた。自分勝手に、ではあるが、もっと楽観視していたから、手術と、その直後はつらかった。そりゃ、そうだよね。「がん」って病名がついてるから。


 早期で発見されたことが幸いだったのだろう。12月6日に受診した会社の健康診断。今年から「胃カメラ」が検査項目に入っていた。


 迷ったんだよねえ。健康診断で受けるべきか。胃カメラの技って、元々うまいか、経験を積んでうまくなるか、そのどちらかだと勝手に判断している。だから、若い医師だと苦痛の確率は上がる。


 果たして今回がそうだった。涙を流したのは2度目だ。8年ぶりの胃カメラを「申し込まなきゃ良かった」と後悔したことを、その医師におわびなきゃ。


 「食道に炎症が見られます。紹介状に画像データを付けますので、近いうちに内視鏡専門医を受診してください。必ずですよ」


 あまりの語気の強さに、帰路に就いたその足で、以前に通ったことのあった胃腸専門医を訪れていた。


 「食道がんの疑いがあります。赤い炎症がお分かりになりますか」。素人目にも分かる画像だった。


 「これまでは、どうされてたんですか」。「最近はバリウムを毎年…」「バリウムでは食道は分からないんですよね」。そうだよなあ。通過するもんなあ。じゃあ、何でバリウムなんて飲まされてんだろ。


 1度、翌日まで残っていたバリウムが腸内で固まり、本当に死ぬ思いをした。出て来ないんだもん。


 ウォシュレットでいくら強く洗浄してもダメ。そのうちに呼吸ができなくなってきた。そうか、肛門が詰まっても呼吸困難になるのか…なりふりなんて構ってられない。指を肛門に入れ、ひたすらバリウムを、こさぎ出した。何とか軟らかくなって少しづつでも出てくれたからいいが、生まれて2度目の死を意識した瞬間だった(1度目は小学生の頃、川に落ちました)。


 トイレで窒息死なんて、カッコ悪いよね。でも、ホントの話ですから、皆さんお気を付けください。わたしは、事あるごとに、会社や仲間に注意喚起してます。アルコールはバリウムを固めるから飲んじゃだめなんですと。


 2週間後の精密検査をすることにして病院を後にしたが、「疑い」が取れるだけなんだろうなあ、と足取りは重かった。またもアルコールが原因だった。

|

« さらに「転用戻し」ならぬ現象 | トップページ | 「中学受験への道」から12年 »

コメント

七転八倒とは、あのことを言うんでしょうね。当日出ないなんてのは初めてだったんで、気になってたんです。アルコールを下剤代わりに大量摂取という考えは間違っていたようです。

投稿: 人生真ん中 | 2017年2月 7日 (火) 13:52

えええっ...
なんだよ、そんなことになってたのですか。
バリウムって出るまで心配ですよね。
さいわいそこまでの経験はないですが、
やはり出が悪いです。

投稿: ナツパパ | 2017年2月 7日 (火) 09:20

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66616/64859723

この記事へのトラックバック一覧です: バリウムじゃ分からない食道がんになった:

« さらに「転用戻し」ならぬ現象 | トップページ | 「中学受験への道」から12年 »