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2006年11月23日 (木)

小笠原が移籍する理由

 それが、わかんないんだよなあ。「家族と一緒に暮らしたい」って言ってくれたら納得したのに。笑顔もなかった。心の底から喜んでいるなら、隠そうとしても笑みが浮かんできそうなものだけど。どこか、釈然としないなあ。

 「最初に4年と言っていただいて、ありがたかった」。ホントに、そうなのかなあ。だって、年俸総額は16億円でしょ。ハムが伝えたとされる条件は、3年15億。大した差はない。どころか、ハムと方が上回っているといってもいい。3年契約が満了したあと、1年1億円の契約を、ハムがしないとは考えにくい。

 巨人は、本当に4年16億の条件を提示したのだろうか。それとも、ハムの条件は3年15億だったのだろうか。さらに、いくら巨人が4年契約を提示したとしても、李も4年契約でしょ。その間は、一塁のポジションは空かないってこと。小笠原は、本当にそれでいいのかなあ。このあたりことを、「移籍会見」で聞きたかったなあ。まあ、三塁の守備も去年あたりは、相当に上達してたけどね。木元よりは、よっぽどうまい。なのに、今年のヒルマン監督は、小笠原を一塁に戻した。それが、小笠原にとって、最大の力を発揮できると判断したのだろうし、事実、そうだった。なのに、三塁しか守れない巨人に行くの?

 日本ハムへの愛着は? の質問には「野球をやることは、変わらない。今まで通り、そんな時も全力プレーしているところを見てもらえたらいい」と答えている。なんか、違いはしないか。小笠原は日本ハムにいるから熱心に応援しているのであって、巨人の小笠原を応援はしない。そんな答えより、北海道や日本ハムのファンを納得させるだけのメッセージが欲しかったなあ。まあ、移籍すると決まった時点で、どんな言葉も慰めにはならなかっただろうが。

 気持ちが離れてしまった選手を、追いかけてもしようがない。ハムは一塁のポジションが空いた。セギノールの契約更新も微妙らしい。それも、仕方なかろう。ここを新外国人とかで埋めて欲しくない。天才・小田の出番だ。あの、バットコントロール、さらには秘めたパワーを常時、見ていたいなあ。木元を一塁に回して、三塁・川島もありだ。稲田の勝負強さも捨てがたいね。左翼は紺田じゃ線が細いから、糸井に期待したいな。あの身体能力は、ただもんじゃない。

 その外野補強に一環でドラフト指名した、日大・長野(ちょうの)の、あの言い草は何だ。東京中日は1面で「一番嫌いな球団」と載ってたし、報知にも同じ内容の記事が載ってた。いいよ、じゃあ、来てもらわなくても。ただ、監督の発言のようだから、本人はそんなこと思ってもないと信じたいし、読む限りでは、いい素質を持った選手みたいだから、むやみな感情は抑えよう。それに、行きたかった巨人とやらは、3巡目でほかの選手を指名したんだから、その変も冷静に理解したうえで、行く末を決めて欲しいな。

 ドラフトを見ていても、日本ハムの理にかなった戦略と、なぜか育成選手を7人も指名した巨人の、ビジョンのなさを感じるね。FA、トレード、ドラフトと、自前戦力の育成なのか、他球団から大物強奪なのか、若手重視なのか、ベテランに頼るのか、一貫した指針がない。こんなチームに行って、小笠原がつぶされなきゃいいけど、と切に思う。

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2006年11月10日 (金)

小笠原が残留する理由

○日本ハム7-1サムスン

 「残ってくれー」。いい響きだ。この叫びが、小笠原の心を残留に動かせてくれないかと、切に思う。

 希望的観測かもしれないが、「小笠原はハムに残る」。FA宣言をした7日、わたしは、そう思った。小笠原の言動が、明らかに変わってきたから。残留交渉が芳しくなかったはずなのに、まずハムとFA交渉をするという。移籍ありきなら、わざわざ、こんなことはしないだろう。さらには、FA宣言をさせてくれたからと、ハムに対する感謝の言葉まで、口にしていた。また、「金がすべてじゃない」とも。これは、脈があるかな、と。

 もともとは、巨人に移籍するつもりだったのだろう。だが、巨人は破格の条件で李の残留に成功した。守るべき一塁は用意されていない。ならば、中日か。こちらも、ウッズの残留を決めた。一塁は空いてない。さらに、日本シリーズの対戦相手に行くことは、さすがに引っかかりがあるだろう。確かに、落合監督は、師と仰ぐ存在かもしれない。しかし最近、落合監督には悪評ばかりが聞こえてくる。来年の続投こそ決まったが、再来年以降の保障はない。落合監督のいない中日に、「単身赴任」を続けてまで行く積極的な理由は、ないだろう。

 巨人が用意しているのは、三塁のポジション。小笠原ならずとも「うーん」と首をかしげたくなるはずだ。昨年の苦悩ぶりが、それを象徴している。だからこそ、今年は一塁に「復帰」した。そして2冠に輝いた。一塁を守ってこそ、持ち味が発揮できる。自他ともに、そう認めたはずだ。ゴールデングラブ賞の受賞コメントで、わたしは残留の意が、さらに強くなった。「狙っていた賞なので正直に言ってうれしいです」。オレは三塁手じゃない、一塁手だ。そう言いたかったのではないか。だいたい、巨人は、小久保がFA宣言をしなければ、小笠原獲りには乗り出さなかっただろう。過去、巨人にFA移籍した野手は、みんな辛酸をなめている。さらに、そこに本来のポジションはない、となれば、諸手を挙げて巨人入りとはならないんじゃないか。ここにきて中日が一塁も用意、との報道は気になるが、じゃあ、ウッズはどうするのだろう。場当たり的な甘い言葉は、いけない。

 まあ、仮に巨人移籍となっても、小笠原は責められない。単身赴任も3年。ここらあたりが限界だ。わたしは単身赴任が4年目に入ろうとした時、耐えられなくなって家族を福岡から東京に呼び寄せた。だから、家族と暮らしたい気持ちは、分かるんだよなあ。でも、プロ野球選手は、オフはたっぷり一緒に過ごせるから、いいんじゃないかなあ。「残ってくれー、日本ハムに」。

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