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2006年2月22日 (水)

脳年齢135歳夫婦の記憶力

 どうも、ここのところ起き上がれない。確かに会社では相当なストレスを感じ、出勤が7日ほど続いたから、かなり蓄積しているんだろうが、それにしてもおかしい。後輩が相次いでかかった、インフルエンザかロタウイルスにでも感染してしまったか。8日ぶりに休みだった昨日も、昼過ぎに1度は起き上がったものの調子が悪く、テニススクールに欠席の電話をして、再び布団にもぐりこんだ。

 ところが、そんなことに全く構わないヤツがいる。カミさんだ。午後3時ぐらいに激しくドアを開ける音とともに「ただいまーっ」の大声。今どき、子どもでも、こんな元気には帰ってこない。出しておいたわたしの着替えがまだあるから「あらっ、まだ寝とうとかいな」と、2階にまで聞こえるようなひとり言。そしてドスドスと階段を上り、バーンとドアを開けて「パーパーッ、どっか悪いとーっ」。とても、人の身を案じているとは思えない叫び声だ。「ああ」とか「うー」とか答えようとする人の言葉を聞こうともせず、「病院に連れてって欲しいっちゃけど」。そういや、小6の次男がケガをしたとか言ってたな、と思いながら布団に入っていると十数分後、「下りてきてくれんかいな。病院の場所とか説明したいっちゃけど」と、また叫ぶ。仕方ないから、布団を抜け出した。

 「なして、こげん毎日忙しいとかいな。子どもを病院にも連れて行けんやないね」と誰に話すわけでもなくしゃべり、「アンタはいいねえ。こんな時間まで寝れて」。ちょっと待ってくれよ。毎日10時間以上、1週間も続けて深夜まで働いて、寝たのは朝の5時なんですけど。それに、アンタは趣味のコーラスサークルに、今まで行ってたんでしょ、と反論しようとしても、「なんやったかね」と言いながら、病院の地図を書いている。交差点の名前は「?」で、なんとか自動車のとなりの、なんとか商店街の入り口にある、宮本外科だって...?。わかるか!!。

 まあ、いいや。診察券に住所が書いてあるからネットで調べりゃ分かると思って、質問もせずに聞いてたけど、「わたし、バカやが。2回も行ったとに、なんていう商店街か思い出せん」とか言ってる。まったく、その通りだ。カミさんの地図じゃあ、きっと行けなかったろうけど、ネットのおかげですんなり行けて、ああ商店街ね、病院は看板の真下だ。「覚えとけよ。こんなわかりやすい名前なのに」。そう、次男に言ってた。帰って「確かに商店街の入り口やったね」と伝えたら「そうやろ。で、なんちゅう名前やったっけ?」。「…」。思い出せない。

 わたしの脳年齢は64歳。カミさんは71歳。初挑戦した時の「脳トレ」判定は、正確だ。

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2006年2月 6日 (月)

「なん、しようと」

 「あいつら、まだ勉強が足らんね。ガキと思うて、甘えとる」。カミさんが、ぶつぶつ言いながら部屋に入ってきた。家の前の路地では、小4の三男が、友達と戯れている。「なん、しようと、って聞いたんよ。何回聞いても、ポカンとして、しまいには、きたない物でも見るような顔をしやがって。バカガキどもがっ」。

 福岡から東京にきて、もうすぐ5年。カミさんは、地域のサッカーチームの会長になるほど、なじんでいる。でも、言葉はなじめないらしく、サッカーチームでも普通に博多弁で接し、最初は戸惑っていた子どもたちも、さすがに慣れてきた。カミさん流に言えば「よう勉強した」となるわけだが、今回の子どもたちは初体験だったよう。わが三男に「なん、しようと、って、どういう意味」と聞き、三男は「なに、してるの、ってことよ」と丁寧に説明したとか。さすが、バイリンガルだ?

 17年前も、そうだった。福岡から2人、東京へ「婚前旅行」。山手線の中で、大きな声で聞いてきた。どうして、九州の女は、総じて声がデカイのか。「ねっ、ねえ、どこ行くと?」。小声で「いけぶくろ…」。さらに大きな声で「そうね、池袋ね。ぶくろに行くっちゃね!」。「あのう、もう少し小さい声で、それに博多弁というのも…」「なんね、博多弁の、どこが悪いとね。アタシは、この言葉で、ずーっと育ってきたと! その言葉ばしゃべらんで、なんば、しゃべれ、っていうんね」。わたしは、18歳で上京して山口弁を笑われ、方言が出ないように過ごしてきたのに、それが当然だと思ってたのに、すごいカルチャーショック。開き直りというか、潔さに感服すらした。

 今、テレビでは「なまり亭」が人気を呼び、方言が脚光を浴びている。いいことだ。やっぱり、いろんな地方の文化は大切にしないと。山口人が福岡人に飲み込まれてしまったのは、じくじたる思いだけど…

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