« 鉄ちゃんの血が甦った | トップページ | さあ今日、日本ハムナイター開幕 »

2005年3月 1日 (火)

いまさら言う国鉄分割反対

 特急「いそかぜ」は、昨日限りで廃止になった。最後の旅に出た「あさかぜ」「さくら」は、今、どのあたりを走っているのだろうか。寝台列車とはいいながら、超満員のお客さんたちのほとんどは、ほとんど寝てないんだろうなあ。

 先日買った鉄道雑誌の「追悼記事」を読んでいて、わたしも考えた。「あさかぜ」の不幸は、運転区間がJR東日本、東海、西日本の3社、「さくら」はさらに九州が加わり4社に渡ること。各社の思惑が交錯し意思の統一が図れず、運行形態も車両も旧態依然。前向きな改革など行われず、ただ「死」を待つだけだったのではなかろうか。「北斗星」や「カシオペア」が人気の、東京発北海道行の寝台特急とはえらい違いである。こちらは東日本と北海道の2社だけだから、意思の疎通も図りやすいのだろう。だいたい、ブルートレインといえば、東京発山陽・九州方面の代名詞だったのに、この凋落は目を覆うばかりだ。長崎行の豪華寝台列車なんて人気が出そうだけど、運賃収入は距離に応じての配分だから、JR九州は高い設備投資には踏み切れないだろう。

 おまけに長崎本線で、同じ特急「かもめ」に3本も抜かれるようでは、あわれですらある。2月号の時刻表を見て驚いた。さくらの欄に【東京発2月28日は鳥栖‐長崎間運休】とある。最後の運転日に、運休と言われても…。3月1日からの改正ダイヤに、足の遅い「さくら」の入り込む余地はないのだろうが、そこまで邪魔者扱いしなくても、いいじゃないか。初めて乗ったブルトレに、有終の美ぐらい飾らせてあげたかった。

 「いそかぜ」の廃止も、JR九州と西日本の関係が影響したと思う。いつの間にか、小倉‐博多間が廃止されていた。過密ダイヤの同区間には、自分の会社の所属ではない、のろまのディーゼル特急の存在は目障りだったのだろう。でも博多に行くのに、小倉での乗り換えは、やっぱり面倒くさい。10年以上前のゴールデンウイークか夏休みだったかは忘れたが、まだ博多まで行っていた「いそかぜ」に東萩から乗り込んだところ、通路までぎっしり満員だった。最近の乗客数は50人にも達していなかったらしいから、隔世の感がある。区間短縮も乗客減少の一因ではなかったか。

 今さら言う。だから、国鉄の民営化はともかく、分割は反対だったんだ。全国一元化こそが最大のサービスで、狭い日本をわざわざ分けなくったっていいじゃないか。20年以上前か、武蔵大学の「公益企業論」の試験問題は、国鉄の分割民営化だった。「東海旅客鉄道は新会社内での旅客完結度が70%台と低く…」などと例を挙げて持論を展開すると、授業には1度も出たことがなかったのに、Aの成績をもらった。

|

« 鉄ちゃんの血が甦った | トップページ | さあ今日、日本ハムナイター開幕 »

コメント

 JRの分割民営化、真ん中さんのおっしゃるとおりだと思います。
私もいろいろと不満があるのですが、とりあえず、JR東海さんに言いたい。
新幹線の5列並びのシート、いつまで続けるつもりなのですか、と。
そろそろ4列にしましょうよ。JR西日本はすでに取り組んでいますよね。
普通席(ああ、なんて変な言い方でしょう)では、それが世界標準というものですぜ。

投稿: かーちんのボス | 2005年3月 2日 (水) 08:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66616/3122393

この記事へのトラックバック一覧です: いまさら言う国鉄分割反対:

« 鉄ちゃんの血が甦った | トップページ | さあ今日、日本ハムナイター開幕 »