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2004年11月18日 (木)

不況は病人を増やす

 無事に人間ドックから「退院」した。表層性胃炎に十二指腸かいようの疑い、痛風に軽度の脂肪肝と、例年通りの診断。新しい発症はなかったから、気にすることはない。

 しかし気になったことがある。受診者の数が年々減少している。わたしは毎年、東京・池袋の人間ドック専門のクリニックと決めている。初めて受診した00年、あまりに苦痛のない胃カメラにびっくりした。以来、自分の胃腸を見るのが楽しみになったほどだ。宿泊は駅直結の高層ホテル。レストランの食事はうまいし、眺めもいい。だから、このクリニックの人気は高い。翌01年は予約が取れず、違う病院で受診。食事は病院食だし、宿泊は病院のベッド。ちょっと外出するにも許可書が必要だったし、予定時刻に帰らなかったら怒られた。人間ドックも「入院」には違いないから、これが本来の姿だろうけど、さすがに気がめいった。

 02年からは再び池袋のクリニックへ。予約も簡単に取れるようになったと喜んでたら、明らかに受診者が減っている。今年など、1泊2日コースは、わたし1人だけだった。日帰りコースの受診者も少ない。世は健康ブームなのにである。なぜか。わたしの会社が属している健保組合は35歳以上は8割の補助が出て、2割は会社補助。自己負担はない。恵まれた環境と言っていいだろう。企業が経費削減で真っ先に手を着けるのは福利厚生費。あくまで想像だが、長引く不況で、人間ドックの補助を打ち切る会社が増えているのではないか。自腹では、さすがに二の足を踏む。不況が病人を増やすことにならなければいいが。

 3日ぶりのビールはうまかった。痛風に悪い牛肉も、たくさん食べた。久しぶりの酒のせいか、家で飲んだのに、前後不覚になるほど酔っ払った。こんな人間にこそ、人間ドックを受診する資格はないのかもしれない。

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